●シンスプリントとは、脛骨内側後縁おもに中3分の1から下3分の1(うちくるぶしの上方)にそって痛みを訴えるもの。
●ランナーに多いが、ジャンプの多いバスケットや体操、新体操などでも多い。
●スポーツ外来では、16歳をピークとし、女子に多いとされているが、男女差はないとの報告もあります。
●シンスプリントの発症要因
①トレーニング方法:
練習回数、時間、内容、フォームの問題
②トレーニング環境:
靴や地面(床)
③身体的要因:
体重、関節可動域、アライメント異常
●シンスプリントになる足のタイプとしては、下腿内反・回外足の人にリスクがあり、回内足・偏平足、アライメント異常の数が多い人には、リスクが高いと報告されています。
●シンスプリントの急性期には、安静・電気治療・テーピングが有効です。回復期には、運動療法・足底板療法を併用した方が効果が高く、トレーニング方法やトレ-ニング環境の見直しも重要です。
●当院では、足部や歩行評価をしっかり行った上で、テーピング指導・足底板療法・靴指導・ストレッチ・筋力強化・身体の正しい使い方・フォームの改善などの指導に力を入れています。