膝が痛い70代の男性が、足底板を作ることになりました。
し、しかし・・・
彼が履いているスニーカーが5Eで、横幅が広すぎるのです^^;
「Tさん、他に靴を持ってますか?」
「持ってますよ。でも、これが脱ぎ履きしやすいから・・・」
「この靴はTさんには幅が広すぎるんですよ。
靴の紐を締めたまま脱ぎ履きできるということは、幅が広すぎるんですよ。」
もちろん、Tさんには靴の履き方と紐の締め方を最初に指導しました。
こちらを参考にしてください。
↓
(50)靴の紐は、ちゃんと締めなおしましょう!!
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2183/
正しい靴の履き方と紐の締め方をやっても、紐を締めたまま靴を脱ぎ履きできるほど緩い靴でした。
★TさんにはO脚があるので、幅が広い靴を履いていると、
靴の中で足がぶれて膝が揺れるので、膝の痛い間はもう少し幅の狭い靴を履いた方が良いこと、
足底板を作成しても、自分の足に合わない靴を履いていると効果が薄いこと、
などを説明し、別の靴を持ってきてもらいました。
こちらの靴は、Tさんの足にとても合っていました。
足底板の予約の日に、
Tさんの5足の靴に出来上がった足底板を入れて歩行をチェックしました。
後の2足と中央の右側の靴は同じメーカーで、靴底もしっかりしていて、
サイズも幅もTさんの足に合っていました。
足底板を入れると、とても安定した歩行になりました。
中央の左側の靴は、靴底が柔らかいことと、だいぶ履き古しているので、
足底板を入れても歩行に安定感がありませんでした。
一番前のTさんお気に入りの5Eの靴では、
もちろん足底板を入れても歩行に安定感がありませんでした。
Tさんに歩行の安定感や歩きやすさなどを実感してもらって、
膝の痛い間は同じメーカーの3足だけを履くことを納得してもらいました。
なぜそこまで、する必要があるのか!!??
★足底板は、すべての靴に合わせることはできません。
どんなに足底板を完璧に作ったとしても、
合わせる靴によって効果が微妙に変わってしまうからです。
この写真はベースの部分ですが、
緩い靴なのか、ぴったりした靴なのか、
また、靴の履き方によっても、削った足底板を貼り付ける位置が少し変わります。
最終的には、裏地を貼り付ける時に、ベースの部分で微調整をします。
職人系の私は、そこまでこだわっています。
彼は、古い靴も幅の広い靴もお気に入りで、まだ履くと、言っていました。
膝の痛い間は同じメーカーの3足だけを履くことを、ちゃんと、守ってくれるかなぁ・・・
いけちゃん
#入谷式足底板
#膝の痛み
いけちゃんのblog 1 目次 (2012年3月 ~ 2019年11月)
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/46271926.html
足関節捻挫後のトレーニング(リハビリ)
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/49979025.html
いけちゃんのblog 2 目次 (2019年10月 ~ )
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/892/
新足のトレーニング総集編(三角骨・長母趾屈筋腱炎・腱鞘炎)(シンスプリント)(有痛性外脛骨)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/3000/
新ストレッチ総集編
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2986/
新色々な足総集編
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2992/
新テーピング総集編
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2996/
新足底板と靴の総集編