今回の「色々な足」のモデルさんは、22歳のバレエダンサーMさんです。
Mさんは、両足のシンスプリントの痛みで運動指導に通っています。
①②③④⑤来院時のアテール、ルルベ、プリエ、タンジュです。
この後、足部の配列を整えるためのメンテナンスをやりました。
↓
(64)「足のトレーニング 9 (トレーニング前のメンテナンス)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/34260866.html
(84)「甲出しのストレッチ(足首や足の甲はどこまで底屈できるか?)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/39567704.html
Mさんは、足関節の可動域は十分にあるのですが、甲の部分が少し硬いので、
上記のようなメンテナンスは効果があるのですが・・・
実は、Mさんの足は、距骨後方誘導タイプなのです。
★距骨後方誘導タイプの足は、足関節を底屈させて距骨を前方へ引き出すような手技やエクササイズをやり過ぎると、
ルルベで立った時などに底屈可動域は増加しますが、安定性が悪くなります。
⑥⑦⑧⑨
★距骨後方誘導タイプの足では、かかとを引き出す手技をやるとき、
足関節を底屈し過ぎないようにすることが重要になります。
⑩⑪自分でも、上手にできました!!
⑫⑬⑭最初よりも、床を押せるようになりました。
でも、少し安定が悪いです・・・
そこで、距骨後方誘導タイプの足に、お勧めのストレッチです。
⑮⑯
★足関節の前を少し緩めた状態で、距骨に指をあてて、しゃがむだけです。
つまり、距骨後方誘導を促しています。
⑰⑱⑲更に、床を押せるようになり、安定性も良くなりました!!
★「甲出しのストレッチ」などをやると安定性が悪くなる方は、
もしかしたら「距骨後方誘導タイプ」の足なのかもしれません!!
実は、「甲出しスティック」などをやり過ぎて、足の痛みが出てしまうダンサーさんが、
当院へ何人も来院しています^^;
★距骨後方誘導タイプの足は、
足関節を底屈させて距骨を前方へ引き出すような手技やエクササイズをやり過ぎると、
ルルベで立った時などに底屈可動域は増加しますが、安定性が悪くなります。
★また、距骨後方誘導タイプの足は、
「甲出しスティック」などをやり過ぎると、足の痛みが出る場合があります。
★距骨後方誘導タイプの足は、「甲出しのストレッチ」などをやった後、
必ず足関節の前を少し緩めた状態で、距骨に指をあてて、しゃがむ。
距骨後方誘導を促すストレッチをやってください。
距骨に関しては続編もあるのですが・・・写真が溜まっています^^;
いつかに続く・・・
いけちゃん
いけちゃんのblog 1 目次 (2012年3月 ~ 2019年11月)
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/46271926.html
足関節捻挫後のトレーニング(リハビリ)
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/49979025.html
いけちゃんのblog 2 目次 (2019年10月 ~ )
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/892/
新足のトレーニング総集編(三角骨・長母趾屈筋腱炎・腱鞘炎)(シンスプリント)(有痛性外脛骨)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/3000/
新ストレッチ総集編
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2986/
新色々な足総集編
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2992/
新テーピング総集編
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2996/
新足底板と靴の総集編